バカボンダ  世界を見た女の地球放浪記

2015.10.20

ラ行がちがう、メッセージ 23 ラテン系で行こう!!

PeruFeb06 289

私は毎日シュジンの弁当を作っています。

ある朝、出がけにちょっとしたことで言い合いになりました。

私が腹を立てて、もう弁当は作らない!と言いました。

シュジンは「・・・いってきます」と言って出かけました。

いつもはこの「いってきます」に対して「いってらっしゃい!」と言って玄関までシュジンを送るのですが、この日は私も怒っていたので、シュジンに声すらかけませんでした。

私が会社に行く時間になって、玄関の壁にかけてあるメッセージボートに目が留まりました。
何かシュジンがメッセージを書いているようなのです。
「ちちさま(私のあだ名)、いりいりありがと、あいてる・・・おっとより」
たどたどしい、ひらがなでこう書いてありました。

これを見たとたん、私は「ら行」がちがう!!と突っ込みをいれたくなりました。
「いろいろ」と書くべきところ、「らりるれろ」を間違えているので「いりいり」になっています。さらに「愛してる」の「し」も抜け落ちています。私は怒りもすっかり消えうせて、思わず笑ってしまいました。

ブラジル人には「ありがとう」と表現することに、それほど抵抗は無いようです。

「グラッサ・ザ・デウス-神様のおかげです、ありがとう神様-」という表現が生活に浸透しているブラジル人にとっては、「ありがとう」はとても身近なものになります。

男だから気持ちを表現できないということはありません。男女関係なく、みんな神様には、素直に感謝の気持ちを述べるのです。

写真はブラジルの絶景、イグアスの滝

こんな面白エピソード満載の著書はこちら!
●『ワールドカップが100倍楽しくなる ブラジル・ジンガ必勝法』
>>>  ユキーナ・富塚・サントス著 セルバ出版 2014.6.10  224弾
>>> http://goo.gl/sZh4XX

ページの先頭へ戻る