2015.10.25
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パス・ドリブル・シュート、こんな素晴らし技を日本人が試合でどんどん発揮することができるのでしょうか?
失敗したらチームが負ける、その思いが重なって、どれほど一生懸命練習したわざでも、ここ一番という時に発揮することはできないのではないでしょうか?
ブラジル選手も失敗したら当然ブーイング、とても責められますが、それでも選手はここ一番に自分の技にかけようとします。それが自分のキャリアに一番むすびつくところ、そしてそのチャンスはもう二度とめぐってこないかもしれないからです。
技術のレベルを上げる、これは日本人が最も得意とするところです。けれどもこうして上げた技術を、実際にどう生かすか、ここは日本の大きな課題です。
日本人総勢が、「サッカーは娯楽」と捉え、選手を責めることをしなければ、サッカー選手ももっとのびのびとプレーができるかもしれません。
そうなれば日本人からも伝説のジンガプレーヤーが出てくるでしょう。
そして日本人の観客がそのプレーをみて、さらにサッカーが好きになる、さらにサッカーを楽しむ、そうなれば、日本のサッカーがポジティブなサイクルにはまっていきます。
必ず勝て、失敗は許さず!遊びじゃないんだから、真剣にやれ!
この姿勢が蔓延している土壌ですと、サッカー選手も委縮します。
そもそもこうしたプレッシャーの下でやるのは、サッカーではないのです。
頑張って練習、けれども練習の成果は実際の試合ではだせず、なぜなら、失敗したら大変だから・・・こういうマインドセットがプレーする側と応援する側にあると、サッカーはネガティブなサイクルにはまっていきます。
日本が勝てるようなる、それには、選手だけでなく、国を挙げて、マインドセットを変えることが必要なのかもしれません。
写真はブラジルの楽園、フェルナンドジノロンニャ島25
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