2015.10.26
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ブラジルは勝てて、どうして日本は勝てないのか?
これについて考えてみたいと思います。
私は不動産金融・投資という世界に二十年近く身を置いていますが、日本市場の透明度、投資のしやすさということを度々考えます。
実際の調査結果では、日本は言語のバリアが高く、情報が伝わってこない、そのため外国人投資家は日本への投資を躊躇する、というデータがありました。
言語、情報開示の点では日本のスコアは低いのですが、日本のスコアがダントツ高い項目があります。この点に関しては、日本は大丈夫、だから日本に投資してもOK,外人投資家がそう判断できるアイテムがあります。
それは、日本の「政情安定性」です。
投資する側からすれば、いきなりクーデターが起こって財産を没収されたり、戦争に巻き込まれて投資額が全く回収できない、というのはとても高いリスクになります。
ですから投資する相手国の政治状況はどうなのか、過去の安定性はどうか、そして将来の不確実性は・・・という観点をチェックするのです。日本に関して言えば、戦後自民党中心の民主路線がとられ、世界第三位の経済力を示しています。政治に対していろいろ不満はあるでしょうが、けれども外国人からすると、革命やクーデターが起こるリスクが極めて低い国、として認識されています。
なぜこの話をするのかといいますと、この政情安定性が、日本人がサッカーで勝てない、一つの原因ではないかと思うからです。
写真はサンパウロの商店街
>>> ユキーナ・富塚・サントス著 セルバ出版 2014.6.10 224弾
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