2015.10.30
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方の日本は、もともと政情が安定していますから、今を生きる必要も、目の前にある困難を瞬時に解決する必要もありません。
人々は、将来を考えて何か備えや蓄えをしたり、長期的ビジョンに基づいて今なにをすべきかを考えます。
この思考の延長でサッカーをとらえるので、プレーがのびのびできないのではないでしょうか?自分は過去これだけがんばってきた、ここで失敗したら元も子もない、という考えが選手の頭をよぎるかもしれません。
そして見る側も、エキサイティングなプレー、テクニックよりも、決勝までいけるような試合運びを求めます。
自分の現状を投影して、一発逆転を願う、そんな必要はないのです。現状にほとほと困り果てて、窮しきっている人、そこまで貧しい人たちは日本には極めて少ないのです。
そうすると日本人は華麗なプレーよりも結果に執着するようになります。
勝つことに捉われえて、基本的なベーススタンス、「サッカーは万民の娯楽」ということに頭がいかなくなってしまうのです。
日本が何対何で、どこどこに勝った、ゴールはだれが決めた、次の対戦相手はどこどこ、決勝にいくには、あと何回勝てばいいのか、ほとんどの国民の関心事はこれではないでしょうか?
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