2015.10.31
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もちろんこの姿勢が間違っていると言っている訳ではありません。
日本が戦っているのですから、その勝敗を気にするのは自然です。
けれども根本にある「娯楽」ということを忘れては、それはもう「サッカー」ではないのです。
「今」を大切にしないで長期的に「勝ち」を追い求める姿勢は、サッカーの根本から外れているように思えます。
基本がブレているので、この姿勢は長続きしないのです。ある一定のところまでは、行くことができますが、最終的には無理が重なり、負けてしまうでしょう。
日本人が求めていた「結果をだす」ということができなくなるのです。
とても「うがった」見方だとは思いますが、これが、ブラジルと日本の決定的な違いではないでしょうか?
これが、どれほど日本人が頑張っても日本が勝てない本当の理由だと思います。
長い歴史をみてみれば、日本もかつてはそうでした。戦国時代など政情が安定しない、下克上の時代があり、人々がみな「今」を生きていた頃もあるのです。
日本チームをサムライジャパンといいます。この言葉に、単純に「日本を代表する」、という意味をもたせるだけでは不十分でしょう。「今」を生きるスピリットをみせてくれ、そういう思いをこめて、選手のマインドと観戦者のスタンスを変えていけば、日本とブラジルの差が縮まってくるのだと思います。
写真は楽園、フェルナンドジノロンニャの夕日
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