2015.12.10
またまた、このオランダ人上司の話で恐縮なのですが、この上司は、能力に着目して、性別、国籍、未婚・既婚の別など、あらゆる差別をしませんでした。
オランダ人はもともと差別が少ないといわれます。元来が商人気質ですから、ある商品を○○人には売らない、という差別をすれば、儲けが無くなるわけです。こうした非合理性をいたく嫌ったのでしょう。
彼のチームには私も含めて女性が多くいました。どの人も、やはり能力的に優れていたので、この上司が引き抜いてきたのだそうです。
上司であるなら、差別や偏見にとらわれず、純粋に能力をきちんと見てほしい、そう思います。
日本の社会では年功序列や社会の一般常識が優先してしまいます。どうみてもおかしい、と思いながらも、まぁ、これが世の中だから、社会はこういうもんだから、という理由で、悔しい思いをしてきた、そんな経験は多くの日本人にあるのではないでしょうか?
私の上司は非効率を嫌うので、同じことができるなら、男女の別は関係ない、国籍も関係ない、男でなければ、○○人でなければ・・・これにこだわることで、どれだけの無駄が出てくると思う、そんな無駄はあってはならない!
真っ先にこう思うタイプの人でした。ですから、私は自分の不動産の経験と語学の能力を正しく評価してもらえたのです。