2020.1.7
今日は下記の文を英語にしてみたいと思います。
―経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要―
小さな企業であっても、経営者は従業員を守るため、すさまじいばかりの闘魂、闘志を持って企業間競争に臨まなければ、勝負になりません。そのような「絶対に負けるものか」という激しい思いが必要不可欠です。
柔弱でケンカをしたこともなく、闘魂のかけらも見受けられない人でも、経営者となった瞬間、従業員を守るために敢然と奮い立たなければ、信頼は得られません。
この箇所については、闘魂の仕組みと闘魂の使い方について、考えてみたいと思います。
まず闘魂の仕組みですが、これは潜在意識と深く関わっています。
潜在意識の中で、戦いたくない、と思っていると、どんなに戦う素振りをしていても、戦わないようになります。
よく、「うちの社長は、業績をあげようっていってるけど、ホントにそう思ってるのかな?」「言っていることとやっていることが逆だよね」という話を聞きます。これなどが良い例で、潜在意識が行動に現れるので、戦うことができなくなっているのです。結果として、ファイティングポーズをとるけれど、棄権する、試合放棄する、戦わなくていいいいわけを考えるわけです。
それは何故かというと、戦うことの意味、イメージを考えていけば分かります。
なぜ戦いたくないのか?
それは、負けるのが嫌だからです。負けるのが怖いからです。
「負ける」と何が起こるのでしょうか?
自分が、どう思ってどう感じるのでしょうか?
かっこ悪い、
部下から馬鹿にされる、恥ずかしい
信頼を失う
自信を失う、死にたくなる
生きていけない、
取り返しがつかない、多くの人を不幸にする、
大切なものをなくしてしまう、
このようなたくさんの不安が出てきます。そして、このようなリスクを取るくらいならば、戦わないほうがいい、となるわけです。
けれども、本当にそうでしょうか?
負けたら本当に、取り返しのつかないことになるのか?
周りのあらゆる人から馬鹿にされるのか?
あなたの息子さんや娘さんが、リレーの選手に選ばれたくて、一生懸命走る練習をしていたとします。けれども残念ながら選手に選ばれませんでした。あなたは子供さんを馬鹿にしますか?
子供さんでなくて、他の人でもどうですか? 一生懸命やってる人が、残念な結果に終わった、それを見てどう思うでしょうか?馬鹿にしたくなりますか? やめておけば良いのに、そんな努力をするからだ!と冷ややかに遠巻きに見ますか?
ここで大切なのは、一生懸命やる人に対してです。一生懸命やって負けた人には、応援の気持ちや、感動、共感が湧いてくるのではないですか?
だから一生懸命やること、誰にも負けない努力をする事が、大切になるのだと思います。
燃えるような闘魂を持つには、戦うこと、負けることへの不安を解消しておくことが大切です。
その上でチャレンジをしていくと、様々なことがクリアになってくると思います。
その鍵を握るのは、潜在意識です。負けたらどうしよう、不安を常に抱えていると、負けるイメージが潜在意識の中に落としこまれます。そして、その現実をひき起こしてしまうのです。