バカボンダ  世界を見た女の地球放浪記

2014.11.4

シンガポール・コレクション流行服にみる商人魂 3シンガポール・トリック

???????????????????????????????このチート(ひっかけ、騙し)の精神がシンガポールの根底に流れているものなのではないか・・・そういう思いを抱きながら、話題のショッピングモールを練り歩きました。

 

ここ数年で地下鉄も発達し、モールとモールをつなぐ地下街も大きく発展したのがシンガポールですが、こうした地下街には洋服、食料品、レストラン、その他流行の店舗が目白押しで並んでいます。

 

セール品や大幅値引き品は地下街の人目を引く場所に、大々的に置かれているのですが、ここでもまた、シンガポール魂を垣間見るシーンがありました。
マネキンに着せられて、目立つように陳列されている女性服、多くはドレスやワンピースなのですが、ある特徴があるのです。

 

ワンピースのサイド、わき腹から腿の横側に当たる部分は、ことなる色の切り替えが、縦に入っているのです。そしてこの切り替え部分は、ほとんど白が多いのですが、ウエストのあたりに行くにしたがって、切り替え面積がおおきくなっています。

 

そうです、言葉で説明するのはちょっと難しいのですが、これは女性をスマートにみせる、くびれたウエストを強調するためのデザインなのです。こんな服を着ていれば、たとえ実際は立派な「ずん胴」ウエストをもっていようとも、すらりとして、スレンダーなモデルボディのようにみえてしまうのです。

特にシンガポールのバーなどでありがちな、ぼうっとした間接照明であればなおさら、実際の肉体からは想像もつかない理想のボディを演出できるのです。
あぁ、やはりここにもチート(騙し)文化が炸裂していたのか・・・!
まぁ、もともと恋愛にとは、お互いが相手を理想化したり、感情に流されて現実が見えなかったりするものですが、ここシンガポールでは、それを逆手にとるようにして、こうした「視覚惑わし」商品が堂々と売られているのです。
おそらく流行の色、デザインなどハヤリすたりはあるのでしょうが、相手の目をくらます、というカッティング技術はどの流行でも必ず取り入れられるのでしょう。

黄色の原色のボディ、白のサイド切り替え、こんなドレスを見ながら、シンガポール人の騙しスピリットにすっかり恐れ入ってしまった私でありました。

写真はシンガポールの開発模型、この広大な埋立地がまた商業施設になるのです!!

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