バカボンダ  世界を見た女の地球放浪記

2014.11.6

TWGのブランド戦略 5シンガポール・トリック

???????????????????????????????「シンガポールには、こうした商人魂があふれている」これは2006年にシンガポールに初めて滞在したときには、まったく考え付かなかった視点でした。おそらく当時もこうした商人魂は随所に見てとれたのでしょうが、「あぁ、シンガポール人の商人哲学がここにも!」という発見には至らなかったのです。

 

今回8年ぶりにシンガポールを訪れ、こうした商人魂がこれほど目に付く、というのは、環境が変わったせいではなく、おそらく自分自身のものの見方が変わったのだろうと思います。

 

この8年間で、シンガポールの投資家や不動産業界の人たちとも接し、そしてオランダ・ドイツ・イギリスなどその国のカルチャーを実際のビジネスシーンを通じていやというほど味わったので、こうした興味深い発見ができたのではないかと思います。
前回気付かなかったけれども、今回その真価をみたもの、その最たる例は紅茶ブランドTWGではないでしょうか?

これほど伝統と格式のある紅茶ブランドが前回なかったわけはなく、8年前にも存在していたのですが、現地を旅する私はその存在すら気付きませんでした。
今回はじっくりショッピングストリートを歩いたからか、あるいは空港で待ち時間が十分にあったからか、理由はわかりませんが、行く先々でこのTWGのブランドを見つけ、ショップで様々な商品を見ました。

シンガポールはトレイダーの国だといわれます。ある場所で手に入らないものを右から左に流し、そのマージン・コミッションで稼ぐ、こうした貿易が中心になっているといわれます。
紅茶はその交易を代表的な物産だったのでしょう。TWGはその草分け、リーディングトレーダーという訳です。
ここの紅茶をじっくり見てみましたが、その売り方の上手さに驚かされます。
「GEISHA」や「SAKURA」など日本をイメージさせるタイトルとパッケージを上手くデザインし、それらしきフレーバーの紅茶を作ります。こうした異国情緒あふれるフレーバーティーを数種つくり、ブランドイメージをあげ、希少価値を作り出し、上手くアピールしているのです。

二回目のシンガポール滞在で、騙しトリックのスタジアムや流行服をみていると、この紅茶は本当に価値のある葉っぱなのだろうか?本当はただ同然の葉っぱに、人工的にフレーバー(香り)をつけているのではないだろうか?などと、邪推してみないでもないのですが、これは国を代表するような紅茶ブランドですから、そんなことはもちろんないのでしょう。

 

まぁ、多少の儲けは乗せているのだと思いますが、こうして上手くブランドを確立し、季節限定感や今だけ(ここだけ)感をアピールして付加価値をもらう、これがシンガポール商人の競争で勝っていくテクニックなのかなと思いました。
ここの紅茶はアフタヌーンティーとして、名だたるホテルに卸しているようですので、シンガポールにいったらどこかのホテルで味見してみるのもいいかもしれません。

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