2014.11.8
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今回の短期滞在では、シンガポール人の商人魂というか、シンガポールを支えるものを様々な形でみたような気がします。
バス停にでていたマクドナルド広告は、チキンとタマゴの入ったハンバーガーなのですが、Samurai!!-サムライ-と銘打ってオリジナリティをかもし出していました。これも価値がないところに、いかに付加価値をつけていくか?というシンガポール人の発想のような気がします。
またシンガポールで、外国人が乗用車を持つことは非常に高価なことだといわれています。乗用車を買うのに2000万円以上するとか?こうした政策は環境に配慮し、渋滞をなくすという名目でしょうが、外国人がシンガポールでゲットするものは、あらゆる形で国に還元する、というシンガポールの商人魂の表れともみれるのではないでしょうか?
現地で暮らす外国人(シンガポール人ではない人)が、この国の経済は安い労働力によるところが大きいといっていました。ベトナム・インドネシア・ミャンマーこうした国から来る移民、その安い労働力の上に、シンガポールの富が蓄積されている、というのです。
チャイナタウンの一角にSingapore City Garally という建物があります。中は公的機関の出張所?風で二階にちょっとした展示スペースがあるのですが、ここにはこの国、シンガポールの開発図をぐっと凝縮した模型があります。これまで開発しているところ、今後開発をしてくところ・・・とその全貌が見れるとても興味深い施設です。
この巨大な模型をみていると、シンガポールが埋立地を利用し、富を生む源泉である土地、不動産を着々と広げていっているのが良くわかります。不動産開発も土地を買収していく、となるとお金がかかりますが、こうして安い労働力、材料を使って埋立地を拡大し、富を生むものを作っていく、その商売の上手さには目をみはるものがあります。
作り上げた不動産をただ置いておくのではなく、ナイトサファリやアフタヌーンティーの精神でフル稼働させる、日本だといろいろと問題点(懸念)があってできない!という点は、商人魂を前面にだして何とかしていくのでしょう。
チーティング(Cheating)も含めて、こうして無から有を作り上げて、富を蓄えていく、これがシンガポールドリームなのでしょうか?
8年前に足を踏み入れた時には発見できなかったシンガポールの背骨を垣間見たような旅でした。。。