2014.11.14
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別の読者の方からの感想です。
「これまで出張で2回、来月は3回目のブラジル訪問を控えた時期でして、またW杯で思うような戦いができず予選リーグの最終戦を残すのみの日本代表チームの状況とそれを揶揄するマスコミ報道に辟易していたこの時期に読破、大変爽やかな読後の心持ちです。元気がでます。
「今という瞬間を生きる」ことが、それぞれの国や社会でどのような意味をもつのかはご指摘のとおり。そうせざるを得ない時代や国情にあることは決して幸せだとは思えません。しかし、そこに今の日本人が持てていない心の満足度に関わるキーポイントがありますね。かつて日本人も持っていたそのエネルギーをどのようにすれば取り戻せるのか。W杯の対コロンビア戦で、サムライ・ブルーがひとつひとつのプレーを勝負として楽しみながら試合全体を通じてアグレッシブに動いてくれることを期待します。」
拙書では、サッカーとは今を生きるスポーツである、とコメントしました。
その背後にあるのは、即興の精神です。
三人・四人のディフェンスに囲まれ、千載一遇のチャンスを阻まれ、あぁ、もうダメかも!!と思ったときでも、二カッと笑い、ササッとすばらしいドリブルテクニックで相手の攻撃を瞬時にかわす・・・ネイマールが得意とするパターンですね。
敵が唖然としている間にまた攻撃をしかけてくる、なにくそ、今度は抜かれるものか!!とディフェンスは熱くなって、必死に阻もうとする、ここでまたニカッと笑って、今度は巧みにパスをだす・・・ディフェンスはまたしても裏をかかれた!とますます頭に血が上るわけです。
これを見せつけられると解説は「まさに神業、本当にあざやか!いやー、上手い、その一言に尽きますね」とコメントします。敵も同じ心境ではないでしょうか?
(注:必ずしもニカッと笑うとは限りません、これは私のイメージです・・)
ネイマール、ロナウジーニョ・・ブラジルのエースといわれる選手たちの華麗なプレー、その一つ一つが、ジンガの精神で成り立っているのです。
イラストデザインは、サッカーをしている少年、ユキーナ・サントス作
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●『ワールドカップが100倍楽しくなる ブラジル・ジンガ必勝法』
ユキーナ・富塚・サントス著 セルバ出版 2014.6.10 224弾
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