2014.12.27
原発事故への対応はやっぱりいろんな意味でおかしかったですね。
事故当時ロンドンにいて、こちらのニュースと、日本のニュースを両方みてたんです
が、日本では、仰るように、”放射能濃度拡散等々の事実がどうか”、よりも、
”慌てるな”、的な感じの報道でその姿勢に凄く危機感を感じました。
ユキーナさんが詳しいかと思うのですが、特に、為政者の話に関連して、イタリアのマキャベリ(イラスト参照)の”君主論”で、彼が確かこういう意味のことを言っていたと思うんですが、
“世の中には、君主制、共和制と民主制があって、最も効率的なのは君主制だ。
ただし君主が身勝手でなく腐敗しなければ。。”
イタリアには歴史上身勝手な君主がいっぱいいたので(笑)、
こういう教訓が出てきたのか知りませんが、
日本にもし歴史上身勝手な君主がいなくて、
為政者がなんとかしてくれる、と
皆な思っていたのだとすると、
今回の原発事故は本当に悲しいやら情けないやら。。ですね。
しかし、それでもまだ懲りてない(ように見える)のが、
日本社会の本当に恐ろしいところ、でしょうか? (冷汗)
ホッブズが言ったリバイアサン(LEVIATHAN)的な、国家とは?、私とは?
こういう問いが、戦後日本の教育で抜け落ちた(抜き落とされた)のでしょうね。
実に鋭い指摘です。
イタリアにまともな政治家などいたのでしょうか?
政治家にだまされ、搾取されて数千年の歴史をもつ人々ですから、かれらも数千年のうちに、何枚も上手になろうとしています。
私は、イタリア人は国民の一人一人が「磯野カツオ」だと思うのですが、そのココロは「つねにちゃっかりとワル知恵を働かせて、いかに怠けるか?いかに楽をするか?」に命をかけている人々、という意味です。
これ、実は中国も同じなのですよね。国家として国民の繁栄、最大多数の幸福を考えた人民の代表があらわれようにも現れることが絶対にない社会ですよね。こうした中では国民は常に、いかに自分の財産を搾取されないように隠し、いかに為政者や他人を欺くか?これに命をかけるようになります。
生き馬の目をぬく、ビジネス世界で、日本人がかなうわけがありません。