2015.1.2
突然ですが、映画の「羅生門」(イラスト参照)は、実は、芥川龍之介の小説「羅生門」ではなくて、「藪の中」が原作になっているのですね、男が殺されて、これに関連する一組の男女が、それぞれ違う陳述をする、事実は藪の中、という筋書きなのですが、報道、社説、通説の危険、あやうさを説いているような気がします。
またまた、突然ですが、私が大好きなアメリカ映画に、「カプリコン・ワン」というのがあります。NASAの宇宙船事業縮小が決められるのですが、NASAのメンツがあり、実際は打ち上げていないシャトルのウソのネタを放送するわけです。
これは極秘事実ですから、関与した宇宙飛行士が次々に命をねらわれるのですが・・・こうした事実隠ぺいがある一方、それを真剣に暴くマスコミもいるわけですね。マスコミにも圧力がかかりますが、マスコミの使命をまっとうしていいんだ、というメッセージが伝わります。まさにアメリカらしい映画ですよね。
日本ならこうしたことはありません。
「踊る大捜査線」あの程度なら映画にして、許されるのでしょうか・・・?
確かに、英字新聞もW社等かつては凄く気概があったように思うのですが、
昨今のF社等々はホントに。。。という感じがしますね。
誰かに都合の良いニュースを検証ナシで垂れ流すのはやめてもらいたいものです。
羅生門、ってそうだったんですね、知らなかったです、というより
映画自体も(恥ずかしながら)観た記憶がなかったです。。。
Wikiでストーリーだけ読みましたが、凄く面白そう。
事実から結論を導く、と言いますが、
そこで言ってる事実って何だっけ、そんなものわからんよ、っていうのが、
まさにこの羅生門、に描かれてるような気もしますですね。