サラリーマンの頂点を極めた女  日本一幸せなサラリーマン

2014.12.27

えぇっ本当?驚きの外人のテーブルマナー 2テーブルマナー講座

yukina

その後大学に行くようになると、仲間との食事会も増え、少しはナイフとフォークの扱いに慣れたような気がします。

 

けれども、「こうしたテーブルマナーを知らない!」という私の引け目を払拭してくれたのは、二番目の姉の一言でした。

 

当時この姉は、イギリスとアメリカにフラワーアレンジメントの勉強をしに行く、といって、一年弱留学していたのです。

 

またまた、余談ですが、最近の若い人たち、大学生から20代くらいでしょうか?彼らは海外留学をしたがらない、というのを聞いてとても驚きました。

 

確かに今はインターネットその他で情報があふれています。海外のいい面も、悪い面も、リアルタイムで見ることができるのでしょう。ですからわざわざ海外に留学しなくても、留学した気になることはできるのです。

 

それでもなお、私としては、百聞は一見にしかず、百の情報はひとつの実体験には及ばない、と思っていますので、実際に海外を知るには現地に身を置いて考えてみるのが一番だと思っていますが・・・

 

今から約20年位前は、海外旅行や海外留学はみんなの憧れでした。未知の文化圏での生活がどのようなものか、経験者の話をわくわくしながら聞いたものでした。

 

この海外文化経験者の姉が私にテーブルマナーについて意外なことをいいました。

 

私が「きちんとしたテーブルマナーを身につけたい、海外で恥をかくから!」というと、彼女は、こういったのです。

 

「外人だって、きちんと食べてないよ、外人だって、マナーを守ってない人はたくさんいるよ!」

外人だからといって、みんながみんな、ナイフとフォークをきちんと持って、さっそうと食事をしているわけじゃない、みんな自分のやりやすいように食べている。たべやすいから、とフォークを右手に持って、フォークだけで食べる人もいる。みんなそれぞれ、誰もそれに文句は言わない、それが外国だよ。

 

姉の説明はこのようなものでした。

 

外人はみんな、きちんとナイフとフォークで食事をしていると思っていた私にとっては、これはショックでした。

 

ですが、そこから約20年、自分でもいろいろと食事をする機会をもって、さまざまな人種の方と食卓を囲んでみると、姉の指摘はそのとおりだったな、と思います。

 

テーブルマナー!!と眉間にしわを寄せて、考えていた日本人の方が、はるかに肩肘を張っていたのです。

 

テーブルマナーとは、もっと自由なものでした・・・

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