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2014.12.28

南米のワンディッシュ・マナー 3テーブルマナー講座

yukina

日本でも、フレンチやイタリアンで、時々おはしを用意してくれるところがあります。

 

こうした、テーブルマナーを気にしなくていい、好きにたべていい、というメッセージが読み取れるお店は本当に落ち着いて食事ができると思います。

 

若者はまだしも、自分の親の世代は、ナイフやフォークになれていないのですから、レストランの格式よりも、こうしたお客のニーズを汲み取っていただければ、とてもありがたいと思います。

 

フレンチもイタリアンも、星の数ほどありますが、お箸で食べてもいいですか?と気軽にお願いできる店に入りたいものですね。

 

これまた余談ですが、ある地域には独特のテーブルマナー、というか習慣があります。

 

南米、といってもブラジルやペルーでよく見かけたのですが、テーブルに並んださまざまな料理を自分のお皿にいっしょくたに盛ります。それを混ぜこぜにしながら食べるのです。

 

フォークとナイフを使いますが、フォークを右にもって、ナイフで食べ物をフォークに寄せて食べやすくしてから食べる人が多いようです。

 

この、名づけるならば「ワンディッシュマナー」とでも言えるような食べ方は南米では当たりまえの習慣です。これをおかしい、という人もいないですし、前菜も、メインディッシュも、全部いっしょなんて、本当に野蛮!と眉を吊り上げて怒る人もいないのです。

 

南米でよくでてくるシュハスコ(バーベキュー)もお肉用のお皿に、お客さんが好きなだけお肉を頼んで、それをモシャモシャたべるわけですが、左にフォーク、右にナイフ、などと言っていないで、とにかく、ザッザッと切って食べていきます。

 

フェジャオンという豆の煮込みはご飯といっしょにスプーンで食べますし、特にこういうマナーで食べなければいけない、ということは無いようです。

 

和食の懐石料理の方が、フレンチに似ていて、マナーや食べ方などに注意しなければいけないのかもしれませんね。

 

私がアメリカにいたときに、MBAや他のマスターの生徒を集めて、将来ビジネスディナーやビジネスランチに必要になる、テーブルマナーを習う講座がありました。

 

その講座の冒頭に、先生が”What is your expectation?” と聞きました。当時は英語に四苦八苦していたので、一体全体、この先生は何を聞いているのだろう?と不思議に思っていたわけですが、生徒が一人ひとり、私は・・・について興味があります、私は・・・を知りたい(学びたい)です、などと答えるにつれて、この先生の言わんとすること、質問の意味がわかってきました。

 

この先生はexpectation-期待-という言葉を使って、生徒一人ひとりがこの講座に対して何を期待しているのか、すなわち何を知りたいと思ってこの講座にきているのか、それを聞いていたわけです。

 

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