2015.1.3
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さて、服装ではなく、実際のテーブルマナーに移りましょう。
まず、スパゲッティなど麺類の食べ方ですが、すする、ズルズルはやらないでください。
ズルズルと音を立てて食べるのが正式、正しい場合もあります。
そば、ラーメン、そうめん、うどん、など和食系の麺は音をたてていいと思いますが、これ以外のパスタは音をたてずに、ずるずるは避けるようにしましょう。
さらに、ほとんどの日本人、特に男性が気づかずに海外で大失敗をしていることがあります。
それは女性にお酒のお酌をさせることです。
欧米では、食事のテーブルにワインなどのアルコール、飲み物が置かれたときは、基本的にお酌は男性がやります。日本では女性が男性に注ぐ、という暗黙のルールがあります。この日本のルールをそのまま海外に持ち込んで、奥さんやパートナーにお酌をさせていると、なんていう男だろう!最低のテーブルマナーだな!と周囲の人から白い目でみられます。
私はニューヨークでも、ミラノでも、フィレンツェでも、そしてロンドンでも、こうして女性にお酌をさせている日本人男性が、周囲から白い目で見られているのを何度も目撃しました。
さすがに自分のテーブルを立ってその日本人カップルのテーブルに行き、ここでは男性がお酌をするのがマナーですよ、と注意しに行くのはあまりにも場違いな行動なので、いつもじっと黙っているのですが・・・
日本人は、ナイフとフォークをどう使うか、食べにくい料理をどうやって食べるのか、これに頭がいっぱいです。ですが、ナイフとフォークの使い方を間違えるよりも、実は、女性にお酌をさせている、これのほうが国際的なマナーという観点では、はるかに罪が重いのです。
海外では、女性が重いスーツケースを持っていても、手を貸す日本男性は珍しいでしょう。
エレベーターでも女性や子供を先にしないでさっさと自分が降りてしまう、そういう光景を良く見かけます。
日本の習慣では慣れていないことですから、しょうがない、とは思いますが、現地で男の面目をつぶすことになりかねないので、こうした世界のマナーは知っておいた方がいいと思います。
イタリアンに関して言えば、ピザについて、ちょっとアドバイスさせていただきます。
日本のイタリアンでは、高級なレストランでもピザを出してくれますが、イタリアではこんなことはありえません。