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2015.1.5

料理人をうならせる極上マナー 10テーブルマナー講座

yukina

さて、今回は、テーブルマナーということで、いろいろと、これをしたらダメ、というNGの事柄をたくさんお話しました。

 

ですが、ここで、料理人を感激させる、究極のテーブルマナーもご紹介しておきましょう。

 

これはすべてのレストランでやってOKというものではありませんので、そのレストランの格式には十分注意してください。

 

イタリアンやフレンチでは、パン、バゲットがサーブされることが多いです。

 

これはスープ、魚料理、肉料理などを食べるときに、あわせて食べていく、いわば和食のご飯のかわりなのですが、フレンチでもイタリアンでもソースを使った料理やメイン料理には、ソースや煮汁、肉汁がお皿にかなり残ってしまうことがあります。

 

こんなときにパンを少しちぎってそのソースを浸して食べることがあります。

 

イタリア語ではこれを「スカルペッタ」といいます。スカルペとは靴のことで、パンを靴のような形にして、その中に煮汁やソースをたっぷり詰める、というような意味合いからきているのだと思います。

 

 

私自身も料理をよくするので、良くわかりますが、料理人としては、このスカルペッタをやってもらうのがとてもうれしいのです。

 

自分の作った料理、精魂こめて作ったソースまでしっかり味わってもらう、というのは、まさに料理人冥利に尽きる、というものです。

 

柱の影から、こっそりとこうしてお客さんがスカルペッタをやって、自分の料理を余すことなく食べてくれた、その瞬間を見たときに、シェフは心の中でガッツポーズをすることでしょう!

 

ですが、これもレストランの格にもよりますので、そのあたりは十分注意が必要です。

 

今回はいろいろとテーブルマナーに関することを書いてきました。

 

いろいろと指摘しましたが、ポイントは、肩肘をはらずに、自由にマナーを捕らえていいのではないでしょうか?ということです。自分が大切に思う相手と楽しく食事をする、それに優先されるマナーは無い、といっても過言で無いでしょう。

 

我々が正しいマナーだと思っていることが、実は、アメリカなどひとつの国、そこの国民が正しいと思っているやり方、それだけだということがあります。実際、それが広く行われている正しいマナーだとは限らない、そういうこともあります。

 

マナーガイドに書いてあることよりも、男尊女卑につながるような行為や、人への思いやり、配慮に欠ける行為、こうしたことにより注意を払うべき、これをぜひ心の片隅において、楽しくおいしく、お食事してください!

 

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