2015.3.8
ワールドカップから半年以上経過し、その余韻もすっかり冷めたころだと思います。
決勝から数週間たって、ワールドカップで活躍した選手達が、他のチームから声がかかったり、移籍があったりと、その活躍ぶりに着目した新しいキャリアの道を歩んでいるようです。私自身、ブラジルのオスカーや、メキシコのキーパー、ケチュアなど、「おおっ、いい働きをしているなぁ」と思った選手が、優遇されていくのを見るととっても嬉しい気持ちになります。
まず声がかかるのは、グローバル的に見てその資質が高い選手でしょうが、さて、日本選手はどうでしょうか?
今回のワールドカップでは、私が、拙書「ワールドカップが100倍楽しくなるブラジル・ジンガ必勝法」で指摘したように、あぁ、やっぱり日本は勝てなかった・・・という結果になってしまいました。
マスコミではこぞって「世界の壁は厚い!もっと技術を磨こう!!」というトーンで報道していましたが、果たしてそうなのでしょうか?
日本人選手の技術は「まだまだ」のレベルで、世界を目指して「もっとがんばらなければいけない!!」のでしょうか?
拙宅のブラジル人、私のシュジンが言うには、「一人ひとりの選手の資質は高い、技術的には問題ない、みんな上手いよ!中には『へたくそ』な選手もいるけど・・・上手い選手もけっこういます!」という評価のようです。
あのサッカー王国ブラジル人からすると、日本のナショナルチームのサッカー選手レベルは決して低くない、というのです。