サントス達のつぶやき

2015.3.11

ドシャ降り、白黒わけるのはカッパ?コート戦の分析 4日本サッカーが勝てない本当の理由

yukinaまず初戦のコートジボワール戦ですが、ああ 私がジンガ本で予測した結果になってしまった・・・まずこれが第一印象でした。

これはブラジルの北東部ノルドエスチと呼ばれる地域の代表的な都市、レシフェで行われました。ここは赤道に近く、一年中トロピカルです。季節は真夏と雨季しかありません。そしてワールドカップの行われている時期、これは雨季なのです。

雨季のノルドエスチは一日のうち、何回か、ドカッというスコールが降ります。特に夜から明け方は多いです。湿度も気温も高く、その中でこうしたスコールがあり、バケツで上から水をまいたかのような大雨の中、二時間フィールドの中を走り回れ、こういわれたら、それは正気の沙汰ではない、だれもがそう思うのではないでしょうか?

さらに日本とブラジルの時差は12時間です。昼夜が逆で、私はいつもなれるのに5日から1週間はかかります。体の中の時計がアジャストするにはもうちょっと時間がかかる場合もあります。

時差というのは、なじみがない人にはピンとこないのですが、突然、昼夜が逆転するのですから、健康な人の体にはコタエルものです。健康な人ほどアジャストが難しいと思ってください。

時差、体験したことのないドシャドシャ降り、まったく慣れない気候、こうした中をほぼ二時間、全力でフィールドを駆け回らなければならないのです。最も過酷なパリ・ダカレースどころではありません、これはまともにやったら、二時間走り回れない、そう思うのが自然です。


 

zicoやっぱり、アウェーでの試合はハンディが多いんですね。
テレビで見てるだけだと、なかなかそうした、時差とか気候とか、そうした
ハンディに気がつきませんでした。
レシフェって、アマゾン川の近く?でしょうか? ブラジルも大きな国、なので、
都市によって相当の気候の違いがあるのに、日本チームは、ブラジルで試合、っていうだけで、どこの都市でいつ試合があって、といった意識と分析が薄くなってしまっていたんでしょうか。
良く似た話で、一つ思い出したんですが、
友達にインフラのエンジニアがいるんですが、当時彼は気象予報士の勉強をしていて、
なんで?ってきくと、雨が降ったら建設工事が出来ないから、との返事でした。

ダムなどのインフラ構造物は普通、”コンクリート“っていうゲル状/液状の材料(水とセメントと石を所定比率で混ぜたもの)を型に流し込んで、その後数週間乾燥させて固めてつくりだすんです。ですから、流し込んでる時とか固まり始める前に雨(水)が余分に入るこむと、数週間後固まったときに予定した強さ(硬さ)が発現しにくくなるんです。

つまり、明日あるいは来週雨が降るかどうかの予測(と対策)、はスケジュールの面だけでなく、思ったとおりの品質が確保できるか、の重要な項目なんですね。
当たり前、といえばそれまでなんですが、そこまで気を配って仕事をしてる彼には
わたしもふくめて皆感心させられました。
サッカーも一緒?なんでしょうね?

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