2015.3.13
このレシフェでの対コートジボアール戦は、いろいろな意味で着目するべきポイントがいくつもありました。
すでに試合が始まる前に、会場は大雨、ドシャブリのスコールになっていたのですが、日本選手はその雨の中、ズブ濡れになって、ウオーミングアップを始めました。
みんな選手の体から、「負けられへんでぇ!!」という熱気がオーラのようにあふれていました。・・・あぁ・・・ガチガチに緊張してるなぁ、周りが見えてる人、いるのかなぁと思いながら、日曜昼間のTV中継を見ていました。
一方のコートジボアール、ウオーミングアップなのだから、ここからずぶ濡れになる必要はない、とみんなカッパを着て、ゆるくボールをまわしたりしていました。
これよ、これ、これが違うんだよねと思いながら、私はテレビを見ていました。
もし私が、カッパのキャラで有名な酒造メーカーの社長だったら、初戦の場所はレシフィと聞いたとたん、カッパのキャラ入りの雨合羽を作り、選手・関係者だけでなく、サポーターの分も支給し、大いに日本チームをサポートし、そしてブランド名を挙げるのになぁ・・・と思っていました。
あのスコールの中、二時間走り回る、時差が少なく、気候になれている人にとっても正気の沙汰ではないのです。だから、コートジボアールの選手は合羽をきて、身体を冷やさないようにアップしていたのです。そして、パワフルな選手は体力を温存させ、相手チームの疲れが出てくる頃、すなわち後半で投入し、点数をきっちり入れる。最初から全員が120パーセントで当たるよりも、これの方がはるかに「勝ち」に近いだろう。