サントス達のつぶやき

2015.4.9

何かを生み出すエネルギー 10別れるか我慢かスコットランド

zico一方、スコットランドの独立運動/住民投票、は私達日本人だけでなく
イギリス人にとっても衝撃だったのでは、ないでしょうか。
今まで、世界の各地にあった植民地は第2次世界大戦後次々と独立し、
香港は中国に返還し、1998年のスコットランドへの一部自治権委譲し、
という中で、へんな言い方ですが、イギリス人は
それなりに”子離れ、家族離散、財産分与”には慣れてきたし、
それなりには許容してきたと思うんですね、あくまでイギリスの観点ですが。
しかしながら、今回のスコットランド独立運動には、これ以上なにがほしいの?
そういうイギリス人の叫びが聞こえたような気がしたんです。

夫婦ゲンカとかでも、雨降って地固まる、というのはあるかもしれないんですが、
“いやなものはいや、私は私、説明したくもないし、顔も見たくない“、となれば、
”そう言ってしまったら、もうバラバラになる以外に方法がないよね”
そういわざるを得ない寂しさ、といえばいいんでしょうか?

そういう意味で、国って何、そもそも独立したら何が違う、といった話や、
何かいいことあるんだっけ、という損得勘定というよりも、
投票率が80%を超えたり、若い人達(16歳から24歳)の半分以上が独立支持したり、
といった、いい意味も悪い意味も、「エネルギー」というもの、がすごく重要なのかなあという気がしました。


 

yukina

政治や社会を変えたい、と思うエネルギーでしょうね?
日本の投票率の低さをみても、このスコットランドのエネルギーとは大きな違いがあるといわざるを得ませんね。
その各人の考えを形作る過程にはいろいろあると思いますが、それぞれが国家というもの、自分たちのアイデンティティーを真剣にかんがている、というのは興味深いですね。

日本でこのような盛り上がりが無いのは、やはり民族的に日本は単一民族だからだと思います。

UKの民族構成はどうなのか、そのあたりをジーコさんに聞いてみました。

<連合王国(The United Kingdom)を構成する4国>
黄色がイングランド、桃色がウェールズ、橙色がスコットランド、黄緑が北アイルランド

UKMAP

 

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