2015.4.12
独立問題は結婚と一緒、と申しました。
一緒でいることにメリットがあるから、ある国と国、民族と民族が合わさって国ができるわけですよね。
ですがある時を境に、思いが一致しなくなる、それまでいっしょに「エンジョイ(ここでは享受とでも訳しましょうか?)」できたことが、もう一緒に楽しめなくなるわけです。
そうなってくると、一刻も早くわかれた方がいい、となるわけですが、それにはじゃあ、別れてからどうする、実際どうやって子供たちを養っていく?生活費は?とか実際の経済的な側面を伴う訳ですよね。
それでもなお、別れよう、と思うのは、経済的なデメリット(ネガティブな面)を受け入れても、なお確立したいアイデンティテイがあるからではないでしょうか?
子供育てるのは、大変だけど、私は、私で、自分の人生を謳歌したい、私は私でいたい、そういう思いなのではないでしょうか?
ジーコさんがロンドンで感じたスコットランドの人達のエネルギー、それはこうしたナショナリズム(愛国心、自分の民族を愛する心)だと思います。
そうなんですね、ユキーナさんがおっしゃったように、自分は○○人、そのアイデンティテイを旗印に生きていきたい、それも独立のエネルギーだと思います。
ただ、”私は私でいたい“とか”愛国心”、を否定するつもりは全くないのですが、
人間の指紋が一人ひとり違うのと同様、人様との違いを強調しすぎると、結果、
無数の民族、宗教、国家がでてきて御互いがケンカに陥ってしまうのでは、
と懸念しています。