2015.4.13
民族の違いを強調しあっても仕方が無い、これは前回お話しました。
さらに、国際法等でどう解釈されるにせよ、国って、そもそも周りの国々に認められて、国になれる、ってことのような気がしています。。
極端な例えですが、
“今日から僕の家は僕の国!”、なんて独立宣言しても現実として意味ないでしょうし。
その意味、どこかで、御互い人間、という意味で一緒だね、とか
御互い生物、という意味であまりかわらないね、といった意識があったほうがよいの
では、ないでしょうか。
さて、その観点から見て、スコットランドが独立したほうが良かったのかどうか?
自分だけでなく周囲の国々と人々にも納得してもらうだけのエネルギーがあるか、
自分のアイデンティの維持と、あと、
周辺国との一体感の醸成があるか?
そこらへんが判断のポイントに絞られるのかもしれませんね。。。
人間として同じ、生き物として同じ、あの人は私とは違う、あんな人たちとは一緒にいられない・・・と「違い」を探すことよりも、いろいろあるけど、結局私もあの人も、こういう面で全く同じなのよ、と「同じ」を探すことの方がはるかに大切なのかもしれませんね。
私は合気道をやっていますが、ここで学ぶのは人と「和する」すなわち「和の精神」なのです。
今回はひとつの国、民族の独立問題から「和の精神」を学ばせていただいた気持ちです。
なるほど、ジーコさん、ありがとうございました。