サントス達のつぶやき

2015.5.1

The Double Tongue 二枚舌イギリス処世術!これ以上簡単にできない!超・世界史8

zicoイギリス人のしたたかさ、と前回かきましたが、
それは、民主化、選挙の平等、とかを進めながら、その一方、
奴隷三国貿易で稼ぎまくっているイギリスの姿とも重なります。
考えるに、イギリスの思考回路の原型は、ローマ人に搾取されまくった紀元前後
の記憶と、ローマ人の搾取に対する対策にあるのではないか、という気もするんです。
イギリスはその後も、スカンジナビア人やデンマーク/オランダの侵略も受けるわけで
すが、常に災害は欧州大陸側からイギリスという島へやってくると。
それを、イギリスという島に住む少数民族であるウェールズ人やスコットランド人と
いかに組みながら、うまく生き延び、あわよくば逆退して、いかに
気持ちのいい環境を作れるか。そこに賭けて今まで生きてきたのがイギリス人。
生きるためには、資本主義/共産主義、民主化/奴隷貿易の二枚舌も使い分ける。。

フランスとケンカしていたとおもったら、ドイツをけん制する為に
第1次大戦/第2次大戦ではフランスと組む、そしてさらにロシア/中国とも組む。
ところが、第2次大戦で一旦ドイツに勝つとコロっと一転、
ドイツとも組んで今度はロシア/中国叩きに回る、と。
生き残る為とは言え、いい意味でも悪い意味でも、全く節操がありませんね(笑)


yukina

かつてイギリス人の上司と働いていたとき、営業とリスク管理のハザマにたって苦労したことがありました。仕事をどんどん取りたい側は、どんなディールでもやる、いいことを書け!といわれ、リスク側からは、本当に大丈夫か?リスクを見落としていたら、お前のせいだ!的なことをいわれ、トホホな思いをしていました。
その時の上司の処世術はすばらしかったです。営業、リスク、どちらにもとてもいい顔をし、中庸的な意見をだすのです。これぞイギリス人の外交処世術!めったに見れないものを目の当たりにした感じでした。

同じ島国でも、日本人にはない、二枚舌でしたねぇ・・・

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