サントス達のつぶやき

2015.5.3

「嫌な奴ら」から、これまでのパラダイスを奪われそうになったら?これ以上簡単にできない!超・世界史10

yukina

ここで、ちょっと、歴史の常を確認しておいていいでしょうか?まちがっていたら指摘してくださいね!!

まず、新勢力が起こったとき、既存勢力はこれを徹底的に排斥しようとします。けれども、力及ばず、また天変地異やその他の理由で(この理由の解明が歴史家の役割と思いますが)新興勢力が優勢になったとき、一時、遠方に逃げ延びて体制を立て直そうとします。
逃げ延びた先に、先住民族、既存の宗教や文化があればこれを排斥するか、さけてまた別天地を求めるか・・・という行動にでます。

これが古来からみられる、人類の歴史のパターンなのではないか?と思うのですが、そうですよね?ジーコさん、


zico

ユキーナさん、仰る通りと思います。
歴史を見ると、強い勢力を持った文明にはそれなりに理由があると思うのです。
(もちろん運も重要でしょうが)
例えば、豊な農作、強い武器・技術、優れた思想・学問、そういったものです。
しかし、それも長続きしません。
なぜなら、その内部又は外部に、より優れた新興勢力が発生するのが常だからです。
そうなった場合、既存勢力は新興勢力を徹底的に排除しようとし、
新興勢力は(まだ相対的には弱いので)逃げ延びて体制を立て直すしかないわけです。

5世紀のインドの仏教は居心地が非常に悪くなり、存続が危ぶまれる状況になりました。そこでオシャカ様(インド人)の直系28代目であるダルマ大師(インド人)は、
インドに居場所がなくなり、やむを得ず、479年頃中国に新天地を求めて逃げ伸び、
それがやがて桃源郷:日本に伝わり、そのまま、仏教はガラパゴス等の亀のように残っ
た。(現在、本家インドでも中国でも仏教(禅)はあまり信仰されていません)
そういうことだと思うのです。

これは情報化社会でない、近代以前の歴史に限ったことではないのです。
テクノロジーが進んで、人間の武器が情報になった近現代であっても、このように、楽しいところに、新しい勢力からの邪魔が入り、圧迫され、窮屈になって、新天地を求める、こうした動きの連続なのではないかと思うのです。

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