2015.5.4
前回にひきつづき、地球をぐっと横につなげていく作業をしましょう。
ちょっと余談ですが、紀元前10-13世紀頃にいたとされるモーゼ(モーゼの十戒で有名)はユダヤ教/キリスト教、それとイスラム教の開祖とされる人物で、おそらくヴェーダ(紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編纂された一連の宗教文書の総称by wikipedia)や仏教ともなんらかの関係があった、と私は思っているのですが、
彼の思想の末裔たるユダヤ教や禅仏教は、かなり真理を理解した宗教(思想)だと思えるので、だからこそ、常に迫害を受け、だからこそ、あらゆる時代で桃源郷なる逃げ場所を求め続ける宿命を負ったのでは、という気がしています。
いわゆる世俗的な勢力の敵として常に圧迫され続けるのだけれども、真理を伝えるという強い使命がある為熱心な支持者が常に出てくる、と。
本論に戻りますが、
明治維新なんかも、当時の状況を考えてみると、この「歴史ヨコ見」で、ものの見事に説明がつくのでは、と思うのです。
・イギリスは1840年にアヘン戦争で中国侵略、1858年にインドを正式に植民地化。
これは、ナポレオンをやっつけて(1821年イギリスの管理下にて死去)はじめて
安心して正式に植民地化できるようになったから、という理由もあるのではないでしょうか?
イギリスは、島国ですから、大陸の国々(モンゴル・元、フランス・ドイツ、ロシア)にはかなわない、と心の隅でずっと思っています。‐この考え方は、”東ヨーロッパを握る大陸国が世界を握る”、というイギリス人マッキンダーのハートランド理論にも繋がる考え方です。
だからこそ、モンゴル・元の勢力が及ばない海岸沿いに、16世紀以降商館を築いてしこしこ商売に取り組んだわけです。
イギリスはその後17世紀以降産業革命等で力をつけてきたにもかかわらず、
フランス革命(1791年)とナポレオンで力をつけた大陸国フランスが本当に怖かったんだと思います。海外に力を入れている間にイギリス島自体がフランスに侵略される、と。。
その後の植民地化はご存知のように、産業革命の結果、国内で供給過剰になった物資、資本主義のかなめになるアウトプットを処理し、お金を回すために、このアウトプットを吸収する、膨大な需要を求めたためにおこった、自然な成り行きだったと思います。