サントス達のつぶやき

2015.5.5

歴史ヨコ見、国教会VSピューリタン、日本争奪戦!これ以上簡単にできない!超・世界史12

zico

・一方、アメリカはこれまで宗主国イギリスにさんざん搾取されて
完全に頭にきていたんだと思うんです。それでもまだ独立する自信がなかった。
彼らに、その決心をさせて独立支援をしたのはフランスですよね
(フランスは対イギリス戦略として、アメリカの独立によるイギリスの弱体化を企てていました)。
で、やっとイギリスとケンカして1776年に独立、その後ぐんぐん領土を西部へ広げ、
アメリカ南北戦争(1865年終結)でやっと国内が一つにまとまったから、
もう取る領土がなくなった(笑)。で、そのまま、さらに目を太平洋に向け、
ハワイ、フィリピン、日本、を捕りに行ったと。
アメリカのハワイ併合(1895)、フィリピン併合(1898)、日本併合(1945))。。。

ペリー来航(1858年)や薩英戦争(1863年)もその脈絡で理解できるのではと思います。
ストーリーは結構単純なんです(笑)。
要は、19世紀のイギリス(英国国教会-温厚派)とそこから離脱したアメリカ(ピューリタン-過激派)との争い、イギリスとアメリカの間での東アジア等の領土分捕り合戦なわけです。

アメリカ(ピューリタン)は日本をイギリスに取れないように一刻も早く自分の手元におこう。
一方イギリス(英国国教会)は、日本をアメリカ(ピューリタン)に取らせないようにしたい、できれば自国の配下におきたい。でももし、それができない/取らないとしたら、日本を自立させて、相手(アメリカ)の手の内に落ちないようにしたい。イギリスにとってはこういう戦略なんですね。

結局、歴史はかなり地球儀的にヨコに繋がっているんだと、と思うんです。


yukina

これで、すべて合点がいきますね。やはり、歴史はすべて、人類が経験した、宗教、文化、価値観、イデオロギーのダイナミックな動き、これ以外にない、ということですね。

以前引用した高校の日本史の先生の言葉
「日本人であるのだから、まず日本の歴史を学ぶべき!」
という言葉は真実ではなくて、
「日本人であるのだから、地球儀を横にぐっと眺めて、日本の内外の変化をダイナミックに分析するべき」
というのが真実だったのですね。

 

 

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