サントス達のつぶやき

2015.5.8

聖書か火薬か?イデオロギー(宗教)とサイエンス(科学)これ以上簡単にできない!超・世界史15

yukina

ここまで宗教的な話をすると、おそらく、理科系の人、無神論者の方からは、大いに批判が来ると思います。おいおい、世界が宗教で動いてるだと??冗談いっちゃいけないよ!!

自然科学の世界は、宗教なんか一切排除できるじゃないか?こんなコメントも飛んできそうだと思うのですが、このあたり、ジーコさんいかがでしょうか?
これまでさんざん、議論している、新しい勢力が邪魔だから蹴散らしてしまえ!追っ払ってしまえ!これには当然、武力(ここでは殺傷能力でしょうか?)が必要になると思うのですが、この武力の精度と威力いかんによって、どちらの勢力が優勢になるか、それが決まってきたのですよね。

とすると、宗教とかイデオロギー云々の前に、どれだけのテクノロジーを開発するか、これが問題なのではないでしょうか?

ようするに、相手をグウの音もでないほど、屈服させて、自分達のテリトリーから追い払い、自分達の言うなりにさせる、このテクノロジーの程度が宗教よりもモノを言うようになるのでは?と思うのですが、どうでしょうか?


zico

ユキーナさん、御指摘ごもっとも!ですね。
火薬を武器にモンゴル帝国は13世紀ユーラシア大陸を欧州まで席巻したように、
テクノロジーは最大かつおそらく(Arguably)唯一の武器、という気が私にはします。
(もっとも技術も突き詰めれば宗教に繋がる、という説明もあるでしょうが。
これは次回又触れたいと思います)

けれどもこの火薬という武器でなりあがったモンゴル・元という国も、
それを用いて改良された”ベネチアの大砲“のために
1634年頃には崩壊してしまうのですよね。
そして、これまで何度も繰り返し説いているように、
その被征服勢力が、一時逃げ延びて、体制を立て直そうとします。
つまりその末裔がインドにいって、ムガール王国をつくり、、かたや、
中国の方面、東進して、後金/清(1616年成立)となるのです。
同時期に江戸は1603年成立して、日本の体制も新しいものに変っています。

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