バカボンダ  世界を見た女の地球放浪記

2015.5.27

プリモピアット(1皿目の料理)15 UK滞在記

penneこの日はサルディニア島で買ってきたボッタルガ(カラスミ)のパスタを作る予定でした。

けれどもカプレーゼを作ったあと、バジルが大量に余ったので、トマトソースも作っておくことにしました。

基本のトマトソースのレシピはこれまた超簡単です。冷凍保存しておくことができるので、大なべで作り、小分けにして冷凍しておくと、何かと重宝します。

にんにく2、3かけは皮付きのまま、包丁の柄でつぶします。

 

どんどん脱線してしまうのですが、皮をむいてみじん切りなどしてはいけないのです。野菜も、肉も、魚も、実は皮と身の間というのが、旨みの宝庫なのです。ですので皮も身も一緒に食すようにするべきなのです。細かくチマチマと手をかけたから美味しいものができるということではありません。素材の味を生かし、なるべく手をかけず食卓に上げる、これがイタリアンの真髄のような気がします。

なべにオリーブオイル大さじ3程度を入れ、なべを傾け、オイルのプールができるようにします。そこにニンニクを入れて弱火で加熱し、ニンニクをオイルの中でじっくり揚げるようにするのです。

オイルにニンニクの良い香りが移ったら、缶詰の水煮トマトを入れる。この空き缶に1杯程度の水を加え、さらにバジルを加えて弱火で煮詰めていきます。英語ならThat’s it!!、コレだけなのです。料理人の数だけトマトソースのレシピもあるのでしょうが、私はこのレシピを使っています。煮詰まってとろみがついたら、塩だけで味付けをします。

これは基本のソースなので、料理に合わせて唐辛子を加えたり、肉を加えたりしてください。ニンニク、バジル、トマトこれはイタリア料理においては最も基本的でかつ一番重要な要素なのです。

パスタを家庭で作るとき、よくやる失敗はソースとパスタを別々に時間を置いて、調理することです。これは同時進行でやらねばいけません。パスタを茹で上げておいて時間をおいてしまうと間延びしてしまうのです。ソースも作ってほっておくと油が分離してしまいます。ソースを作り出したらパスタをゆでるお湯はわかしておかなければいけません。おそらくこのタイミングが一番難しいのではないでしょうか・・・

 

これは2005年のイギリス滞在記録の抜粋です。

UK滞在記全文あるいは他国への旅行記はこちらをご参照ください。

http://yukina-s.com/global/index.html

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