2015.6.11
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バグパイプとタータンチェック、スコットランドと聞いて誰しもがイメージする光景でしょう。ミリタリータトゥーも同様、この民族衣装に身を包んだ楽団が、バグパイプを演奏しながら入場します。
この演奏に引き続き、数々のパフォーマンスが繰り広げられます。バイクの曲乗り、スコットランド海軍による、お城からの脱出実演、迫真の軍隊による実演は、時期が時期だけに、テロリストが混じっていても判らないのでは・・・?という一抹の不安を感じ。
ロシアン、カリビアンなど、異国情緒あふれるマーチングパフォーマンス、そして本家本元、スコットランドのマーチングバンドは、これまた私のお気に入り、ロッドスチュワートの「セイリング」鼓笛隊バージョンでした。定番のナンバーを含め、数曲を披露し、マーチングバンド、タトゥー万歳といった雰囲気です。
祭典が終わりに近づくと、スコットランド民謡、「ほたるの光」を全員で合唱し、まばゆいばかりの花火の連発で、一大エンターテイメントが締めくくられました。おおよそ二時間のパフォーマンスです。私は終始、うわー!!すごい!!ブラーヴォーと日本語・イタリア語ごちゃ混ぜの感嘆詞を繰り返し、隣のおじさんからヒンシュクの視線を向けられつつも、初体験の、マーチングバンドの魅力を大いに堪能しました。
一週間前には、タトゥーの存在すら知らなかった私が、かなり前からチケットを狙っていたタトゥーファンの人々に混じって、このパフォーマンスの観客となっているのです。本当に旅は不思議なものだと思いました。
盛大な花火の余韻が納まらないメインストリートを通り抜け、深夜に新市街のホテルにたどり着きました。通りを隔てたファーストフード店は若者でごったがえしています。英国に美味いものなしとは有名な格言ですが、このときばかりは、疲れのあまり、チップス(フライドポテト)を買いました。
ホテルの部屋で、一息ついてマークスアンドスペンサーで買ったエールを空けました。自分の幸運、旅の思いがけないハプニングにチアーズと言って祝杯を上げたのであありました。
これは2005年のイギリス滞在記録の抜粋です。
UK滞在記全文あるいは他国への旅行記はこちらをご参照ください。
http://yukina-s.com/global/index.html