2015.6.17
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さらにその時の日本、いやその前も今もそうなのかもしれませんが、そのときの日本は特に、欧米熱に浮かされていました。欧米はこんな素晴らしいことをやっているのに、日本はダメ、まだまだ遅れている。欧米ではこんなに進んでいるでも、日本はいまだこんな状態、だからダメ、一刻も早く欧米スタイルにならなければいけない、彼らが取り入れていることを日本の制度としてしっかり取り入れていかなければ、日本はどんどん遅れてしまう!!
日本の社会のあらゆる場面で、このようなことが言われていたのではないでしょうか?
私がいた業界もそうでした。
欧米がこういうやり方をしているのだから、日本は何が何でもその真似をしなければならないのだ!そのベストの方法に近づくべきだ!!
このミッションによっていろいろな仕事のやり方が変わっていきました。
余談ですが、今にして思うと、こうした欧米のやり方にはその背景、基本的な価値観(「カルチャーCulture」ビジネス英会話最強のワードチョイス参照)の違いがあります。
何に価値をおいて、どのような社会を作るのがいいと思っているのか、これが基本的に違うのです。
ですから、欧米の仕組みを取り入れる前に、価値観についてじっくり考え、取り入れるべきものは取り入れ、旧来から日本が大切にしてきた価値観のいいところはどんどん伸ばす、そのようなスタンスでいかなければいけなかったのではないか?そんな風に思います。
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