2015.6.22

ガンちゃんの夢　７留学への道

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もっとも学生時代の私には、今の若い人たちが見るような、「海外が手に取るように理解できる情報」はなかったので、この先輩の話を聞いて、まだ見ぬ海外に思いを馳せました。

まさに、マッコウクジラのガンちゃんが、渡り鳥のおばさんからトロピカルな常夏の島の話をきいて、ワクワクしたように、私もこの先輩から、早くこの日本から抜け出して、海外に行きたい、自分の理想の世界に行ってみたい、と思うようになりました。

「氷の張らない海、いつでも笑顔の太陽」にあこがれたガンちゃん、「個性を出してOK、能力が正しく評価される」これに憧れたユキーナ、まさにワクワクの気持ちを抑えられず、いざ理想の地へと旅出ったのです。

私の場合はこの旅たちに時間がかかりました。学生時代からあこがれてはいたものの、実際にいざゆかん、というGOの気持ちになるまで10年かかったのです。

ちなみにワクワクという心情を表現するのにぴったりの英語はexcite でしょう。”exciting” は物事が人にとって刺激的でワクワクさせる、という形容詞ですが、人があるものに対して非常にワクワクしている、という時は be excited と受身形で使います。

さてさて、南の海を目指したのはいいけれど、北極生まれのガンちゃんの前に様々な困難が立ち向かいます。

「捕鯨船に狙われて、缶詰になりかけたし、さらに嵐におぼれたり」するのです。

十数年前の私にとってもこれは同じでした。私にとっての一番の困難は英語でした。

私がいかに英語に苦労したのか、これは拙書「英語貴族と英語難民」に書いていますので、じっくり読んでみてください。

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そこから、海でおぼれそうになっても・・？トフルの点数が伸びなくても、あきらめず、ガンちゃんのように夢を追い続け、英語のトレーニングを続けた私は、なんと二年半ほどかかって、念願の出願最低点数を獲得することができたのです。

写真はガンちゃん・・・ならぬ、大西洋を泳ぐイルカたち！
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