2015.7.8
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「仕事と私とどっちが大事?」この質問がナンセンスな理由について解説しましょう。
ひとつ、仕事と人間という全く別の次元のものを比較している、これがナンセンス第一でしょう。さらに、この前提として、質問者と回答者が同一の価値観を持っているということが大切になります。こうした価値観が同じでない中で、こんな質問をする、これはあまり意味がないと内容でしょう。ですから、価値観が同じでなければ、質問者の意図している回答は出てこないのではないでしょうか。
二つ目の理由は、このセリフは、質問する側が、質問される男性と同じ仕事を経験してみて、初めて問いかけられる質問なのだということです。自分が知らないこと、体験してみてわかる、価値観を持っていなければ、相手に優先順位の決断を迫るというのは、はなはだ失礼な話ではないでしょうか?こうした前提がなければ、この質問について話し合うことは無駄なので、男性からすれば、はなはだむなしい話になるでしょう。
三つめの理由は、繰り返しになりますが、男性は複数のことを同時にはできない、ちということです。マネージできていると思うのは程度の差でしょう。男性同士の議論が永遠にかみ合わない、こんな場合に出くわすのも、お互い相手のしゃべっている間に自分が次にしゃべることを考えているからでしょう。相手の言うことを自分の言葉におきなおし、頭の中で理論のツリーを組み立てる、これができる人はそうそういないのではないでしょうか?
もともとシンクロで起こりえないものを並べること自体に無理があるのです。
写真はビジネスマンが闊歩する、マンハッタン
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これは2005年のMBA体験談の抜粋です。奮戦記です
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