ロイヤルダッチとめぐりあい‐１７留学生、世界に！

サラリーマンの頂点を極めた女日本一幸せなサラリーマン

2015.8.11

ロイヤルダッチとめぐりあい‐１７留学生、世界に！　

このやり取りをミート氏はいたく気に入ってくれ、私がこのときドイツから去るときに、フランクフルトではこの建物をみるといい、ここは興味深い、など専門家として訪れるべきところを地図におとしてくれました。

私はこのように地図にいろいろプロットしてそれを見て回るのがすきでした。もちろんそれはこのミート氏も同じことなのです。

それ以降、ミート氏が東京に来る機会があった時にも同じように見るべき不動産のヒントを話しました。

こうした専門家としてのやりとりからお互いのスキルの確認、人となりをわかっていき、やがて、私たちは一緒に働くようになるのです。

働き始めてからは、オランダ人の発想、ドイツ人の行動パターンいろいろ学びました。とくにミート氏からは折に触れてオランダ人の効率性、一石二鳥ではなくて、三鳥、四鳥を狙ったビジネス哲学を実地に学ぶことができました。日本人、日本のビジネス社会では、あらゆる無駄を発見できますが、こうした効率第一の環境に身を置けたことは、本当にありがたい限りだと思っています。

めぐりあいのラストシーン、エンパイヤステートビルに浮かんだのはニューヨークアップル（林檎）とハートでした。けれども、ミート氏と私たちのエンパイヤステートビルには、ロイヤルダチシェルのホタテ貝マークが浮かんでいたのでした。

今となっては、子供の時に見上げたローヤルダッチシェルのマークを、懐かしく、また万感の思いで、心に描いているのです。

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これは2005年のMBA体験談の抜粋です。奮戦記です

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