2015.8.24
前回のシリーズ一大(講義)レクチャーで、宗教をキーに世界地図を横に、横にとみていくべき、こうした姿勢を学びました。そこでは、火薬という武力の革命がキーだったわけですよね。
でもね、ジーコさん、現代ではこの武力をどう考えたらいいのでしょう?
もちろん、この今回の「つぶやき」のバックボーンを成している中東問題や、日本の隣人北朝鮮にしても、いまだに武力での威嚇をし、自分達の版図を拡大、反対勢力をおいやる、という姿勢は見て取れると思います。
そしてこうした武力威嚇はグローバルレベルになっていますよね。各国、武力装備に余念がないわけですが、でも核兵器をほとんどの国がもっている以上、武力で反対勢力をおしやる、ということにも限界があると思うのですが・・・
武力だけでは他を圧倒できない、自分の反対勢力を自分の配下におくことができない、としたら、人はどういう行動をとるのでしょう??
ユキーナさん、確かにそうですよね。
火薬等の”武力”の革命が歴史的変革の鍵だったわけですが、もう少し広く、
”技術“というか”テクノロジー”は歴史的変革の鍵だった、とも言えると思うんです。
例えばローマ帝国はなぜあそこまで強くなったか、を考えたとき、それは
ローマ人がローマンコンクリートというテクノロジーを得て、
水道橋・道路から建物まで抜群の強力なインフラを作り上げて
敵から攻められなくしたからではないでしょうか。
*ローマンコンクリートはアルミニウム系バインダーを用いたジオポリマー(英語版)であり、倍以上の強度があったとされる。ローマのコロッセオにはローマンコンクリートも使用されており、二千年近く経過した現在も存在しているのはそのためとされる(Wikipedia修正)