2015.8.25
ローマのテクノロジー(コンクリート)が繁栄をもたらした、それは前回お話しました。
それと、21世紀に入って、インターネット(情報工学)、バイオテクノロジー(生命工学)が注目されていますが、これらのテクノロジーは確かに昔のイメージの”武器”ではないかもしれませんが、
バイオ兵器(日常の大気・水・食物に混入したりして敵を攻撃する)などは
使い方によっては十分に”武器”になりうる例だと思います。
文明を人間の体にたとえると、私には、
テクノロジーは骨格というか背骨のような存在だと思うんです。そこに、
思想という頭脳と神経系統、筋肉という人間自身、あと
お金・情報といった血液、これが組み合わさって”文明”という”体”が出来ている、
とでも言えばいいんでしょうか。
要するに、優秀なテクノロジーというしっかりした骨格を持ったものが断然に強くなる、そう言うことだと思います。が、そのテクノロジーをどう使うかは、
まさに先ほど申し上げた”思想”という頭脳/神経系統次第であり、また
“テクノロジー“という骨格を動かす、”人間“という筋肉次第、ではないでしょうか?
アインシュタインではありませんが、やはり、核分裂/融合というテクノロジーを
原子力/核融合発電に使うのか、原爆という爆弾で人を殺すに使うのか、
そこは思想次第という気がします。あと、
いくら優れたテクノロジーと思想が揃っていたとしても、
“人間”に自由がなく燃え上がる熱意がないと文明は栄えないし、
せっかくのテクノロジーも衰退する、という意味で、
”人間”次第とも言えると思います。
うーん、人体に例えたすばらしい分析、ミクロの決死圏ではないのですが、われわれのいる地球・あるいは宇宙を人の大きな体、とみているわけですね! 納得です。