2015.8.30
前回、ユキーナさんから、いい技師、すぐれたエンジニアを持つことがカギという指摘がありました。
たしかに、国の武力をきめるのは、資源、そして資源を得るには、テクノロジー、さらにテクノロジーを得るには、優秀な技師がいる、というのも事実だと思います。
では優秀なエンジニア(技師)を得るにはどうしたらいいのでしょうか?
古代ギリシャのアリストテレス、皆さんご存知のところで、
彼は物理学や生物学基礎も作ったとされる万学の租ですが、
私が思うに昔は理系とか文系っていうわけ方はなかったんでしょうね、
彼は本当に理系から文系まで全部ひっくるめた学問をやってるんですね。
で、その彼は、“宇宙の果てには何がある”、という問いに
“愛がある”、と答えたとか答えなかったとか聞いた記憶があります。
一方、ほぼ同時代にデモクリトス、という人がいるんですが(笑う哲学者として有名)、
この人は、現代物理学ともよく似た、”原子論(素粒子論)”というのを唱えた人で、
要は、“宇宙の果てには何もない”、というVoid(空虚)論を唱えてるんです。
宇宙の果てに、”愛”があるのか、はたまた、”何もない”のか知りませんが、
ここまで来れば、この二人は科学者であり哲学者、とよんで差支えないと思います。
ちょっと、論理が飛躍してるかもしれませんが(笑)、結論としては、
優秀なエンジニアは優秀な宗教家でもある、と言えなくはないでしょうか?
目の前の、りんごを見ながらエンジニア的に理詰めでとことん考えていけば、
宇宙の果てには”神がいる”、あるいは”神もいない”、の宗教の境地にたどり着くと。
するってぇとジーコさん、優れたエンジニアが存在する、そうすると倫理・哲学・宗教が発達する、そういう絵図柄ですか?哲学的なバックボーンが発達する、テクノロジーも発達する、これが成り立つのでしょうか・・・?