バカボンダ  世界を見た女の地球放浪記

2015.9.11

日本の柔道、海を渡る 1 ラテン系でいこう!!

 

JPTowninSP

さて、歴史の見方、テクノロジーとは??などなど、いろいろと難しい部分もあったので、今回はかるく、笑えて楽しめる、ブラジルのラテン空気にふれてみましょう!

 

日本人がブラジルに移住し、その社会に溶け込んでいった時、日本独自の文化、伝統、風習もたくさんブラジルに持ち込みました。

 

よく知られているのは柔道ではないでしょうか。言うまでもなくこれは日本の武道です。この柔道がブラジルで定着し、関節技や絞め技など、グラウンドテクニックと呼ばれている寝技が中心の格闘技として発展していきました。これがブラジリアン柔術です。

 

プチ自慢になりますが、かつてサンパウロの空港で、柔術の世界最高峰、伝説の格闘家ノゲイラ選手にあったことです。ノゲイラ選手は日本のプライドにも参戦し、ミルコ・クロコップとの対決など、数々の素晴らしいファイト成績をのこし、柔術の素晴らしさを日本の格闘技ファンに伝えました。このノゲイラ選手も主人と同じサルバドールの出身です。

 

私は結婚後、四十歳を過ぎてから、武道や格闘技を始めました。なぜそんな無謀なことを?しかも女の身で?と思われるかもしれませんが、理由はいくつかあります。

 

まず、日本の武道がこれほどブラジルで広まっているのに、日本人である私が知らなくていいのか?と思ったからです。

 

もともとは日本の武士道からきている日本独特の文化なのに、自国の文化を語る前に、イタリアにかぶれたり、他国の文化に染まっている自分がちょっと情けなくなったのです。

 

新しいことを始めるのに、年齢はない!と自分に言いきかせ、合気道をはじめました。この合気道はさまざまな点が気に入って、その後5年以上、ずっと続けています。

 

究極の脱力、相手と争わない、体捌き、相手とのたちあい、力を使わずに相手を制する、戦わずして勝ち和をもたらす哲学など、どれも自分が生涯かけて学んでいこうと思える内容です。

 

写真はサンパウロの日本人街

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