2015.9.12
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武道や格闘技を身につけたい、そう思った背景には、もっとせっぱつまった理由がありました。ブラジル人の男性と結婚した以上、ブラジルに行く機会は頻繫にあります。その治安の悪さは並ではありません。人生で初めての実際の銃声をきいたのも、主人の家にいた時です。
いつも日本に居て、「スキだらけ」で生活している私ですから、普段から四方八方に注意をむけるように、訓練しなければなりません。そのような注意力アップのトレーニングとして私は武道や格闘技を身につけるようになったのです。
この話をすると、ブラジルでの護身術のために武道をやっているのですか?と聞かれます。
もちろんこうして身につけた内容が護身術になれば、それに越したことはありません。
ですが実際はそう上手くいかないのです。銃をむけられたり、いきなり殴りかかってこられたら、普段稽古している技がぴたりと決まる、そういう場合は極めて少ないでしょう。
ちょっと武道をかじったくらいで、実際の危機を回避できると思うのはあまりに危険です。
ですが、危ない雰囲気を事前に察して、みずからその方向に行かないようにする、そうやって危険を回避することはできます。
私が目指しているのは、こうした危険回避のための武道、格闘技なのです。
写真はサンパウロのカテドラル
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