2015.9.13
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武道以外に日本人がブラジルに持ちこんだものとして、日本のアニメやドラマがあります。
私が11歳年下の主人と結婚したときに、最もおどろいたこと、それはテレビの話題がぴったり合うということでした。
ブラジルには10年以上遅れて、放送されるからでしょう。主人は子供の時に、「快傑ライオン丸」、や「赤かげ」などの実写ドラマを見ていたというのです。
もっと驚いたのは日本のアニメです。 このブラジル社会への浸透度たるや並々ならぬものです。
「チチ」というのが、シュジンが私につけたニックネームです。
なぜチチなのかというと、主人が大好きなアニメ、ドラゴンボールから来ています。このアニメの主人公、孫悟空の奥さんの名前がチチ、自分は悟空、だからその妻の私のあだ名がチチなのです。
このチチはブラジル人達にはとても覚えやすいようです。姑や主人の兄弟たちも、私のことを「チチ」、「チチ」と親しみを込めて呼んでくれます。
これに「小さい」を意味する接尾辞ニーニャをつけて、チチーニャと呼ばれることもしばしばです。
シュジンに限らず、ブラジル人の少年はほぼ例外なく、このドラゴンボールが大好きです。ドラゴンボールを知らないブラジル人男性いない、そういっても過言ではないくらいです。
ドラゴンボールの放映時間なると、路上から少年が消えるそうです。みんなテレビの放映を見たいので、テレビの前に殺到し、表には少年がいなくなんだ、と主人は真顔でいいました。そして放映時間が終わると、またワサワサと少年たちが路上にあふれ、あちらこちらで「かめはめ波」を打ちまくるのだそうです。
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