2015.9.14
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サッカーのことをポルトガル語ではフッチボールといいます。
フッチボールは国を挙げての一大イベントなので、基本的に学校は、すべて休みなるそうです。ブラジルが対戦しているときは、必ず休み、子供たちはテレビの前の釘付けになって、真剣にワールドカップ(コッパドムンド)を観戦するのです。
いっしょにテレビを見ていて、シュジンが昔の大会のことを良く覚えているので、その記憶力に驚くことがしばしばあります。ゴール前のハイキック、これがいつものドイツ人のやり方だ!こうしたシュジンのサッカーネタは、小さい時から何度もワールドカップを実際に見てきたので自然に身についたようです。
日本人の少年がサッカーを始めて、才能を発揮し、運よくサッカー選手になる、その過程に実際どのくらいワールドカップを見ることができるでしょうか?仮に八歳からサッカーを始めたとしても、すでに二回のワールドカップは見逃しています。ワールドカップを見るには深夜に起きて見なければいけませんから、子供は寝る時間でしょう。
日本が、サッカーの強化を図るなら、ワールドカップの時は学校を休み、あるいは半日にして、子供たちが小さい時から真剣に観戦できる環境をととのえなければいけません。
ちなみにブラジルでは、ブラジルが対戦している時は、会社(職場)も休みなります。ブラジルの職場ではサッカー観戦は公然たる大人達の義務になるのです。
日本も国をあげてサッカーを推進する、というのであれば、このくらいはしてもいいでしょう。日本対戦の翌日は国民の祝日にしましょう。そうすれば、深夜であってもたくさんの日本人がテレビをみます。人々の消費もふえてGDPも上がるかもしれません。何より日本人自体のサッカーに対する関心が高まります。
すべては国の姿勢によるのですが・・・。
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>>> ユキーナ・富塚・サントス著 セルバ出版 2014.6.10 224弾
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