2015.9.27
«バカボンダ 世界を見た女の地球放浪記一覧へ « 投稿一覧へ
その独特のノリの良さ、これがムゼンザのライブの特徴です。さらにそのノリに加えて、もう一つユニークな特徴があります。私はそれを「ムゼンザ踊り隊」と名付けました。
このアフリカ系の音楽に、「踊り」は欠かせない重要な要素です。
むしろ、踊りの方が先かもしれません。体の動きに合わせて大太鼓・小太鼓を自由に打ちつづけていたら、自然と音楽の形になってしまった、と表現する方が、このムゼンザミュージックとダンスの関係を表すには、より正確かもしれません。
ほかのブロコではあまり見かけないのですが、このムゼンザには必ずといっていいほど、ダンサーズがステージ前に現れるのです。
ズズンダ、ダンダンダンダン!!と太鼓の音が響いてあたりが暗くなります。
ズズンダ・ズンダ、ズズンダ・ズンダ、とアシェ音楽の特徴であるアフリカンのリズムが流れます。
ライブが始まるとすぐに、ステージの真下、観覧スペースの最前列に、数人の男性がサーっと現れて、たちまちこの独特のリズムに乗って、ユニークな踊りを繰り広げるのです。
簡単なサイドステップからエアロビのように飛んだり跳ねたり、歌詞に合わせて、両腕を広くひろげて、手を大地に向かって振ってみたり、そうかと思うと、くるっとターンして腰振りリズムに変形させたり・・
とにかくズン・チャッ・チャ、ズン・ズン・チャというリズムに合わせることができる、五体の動き、これらをすべて駆使して、リズムを体すべてで表現する、このダンスを例えるならばこんな描写になるのでしょうか。
これが本当のアシェ(ダンス)です。
映像はムゼンザ・カーニバル
こんな面白エピソード満載の著書はこちら!
>>> ユキーナ・富塚・サントス著 セルバ出版 2014.6.10 224弾
>>> http://goo.gl/sZh4XX