2015.10.18
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そしてブラジルのサルバドールにも強烈な菌が蔓延しています。
それは「ダラダラ菌」といって、非常に強力な細菌です。
いかに行動が俊敏な人でも、ひとたびここの空気に触れると、いろいろな予定を効率よくテンポをもってこなすことができなくなってしまいます。
人のテキパキ感を瞬時に奪う、とても恐ろしい菌です。
私のように、何もかもテキパキとこなさなければ気が済まない人間でも、これにひとたび触れると行動がキビキビとできなくなってしまいます。
空気自体に含まれている甘い雰囲気に脳髄までトロンとして、まぁやることはたくさんあるけど・・・・あとでもいいかぁ・・・という気分になり、とりあえずハンモックで昼寝などしてしまうのです。
シュジンの実家につくと、たちまちこのダラダラ菌に感染するので、スーツケースを開けて中からお土産を取り出すという三十秒ですむ行動に、なんと二日もかかってしまうのです。
時には食事すらわすれて、一日中ハンモックに埋もれて、ダラダラ過ごしてしまい、
「あぁ、またしても一日中何もしないで、ダラダラしてしまった!!」
とこの菌の強力さに、腰がぬけるほど驚いたことがありました。
サルバドールは亜熱帯、トロピカルの気候なので、もう一つ別の「裸族菌」があり、こちらも一年中蔓延している、とても強力な菌です。じりじりと太陽に照らされたら、着ている物をすべて脱ぎたくなってしまうのです。
サルバドールでは基本的に男性達はみんな上半身裸で、バミューダパンツに裸足でサンダル履きというスタイルをよくみかけます。
写真はダラダラしたくなるブラジルのそら
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