2014.10.28
« タイカン「気功」と「冷え取り」のススメ一覧へ « 投稿一覧へ
まず私がどれほど酒飲みだったか、ということをご理解いただくために、私は
「かつて、イタリアでMBAをやっていたときは、ワインクラブの会長でした」という事実を告げることにしています。
ソムリエの方にはいつかのパターンがあります。
生産者の顔がみえるので、たとえ試飲ワインの一滴でも吐き出すことはできない、というタイプ、それとは対照的に、酔っぱらっていては仕事にならないだろう、と、たとえ高級ワインであっても、ペッと惜しげもなく吐き出してしまうタイプがあるようです。
私も生産者の顔がみえるので、あるいはただの酒飲みだったからか、前者のソムリエのように、一滴も吐き出すことなく、ガンガン試飲をしていました。
ワインクラブの会長はワイナリーツアーをアレンジしたり、テイスティング教室をやったりするのです。日々、昼間であろうと夜であろうと、常にワインを飲んでいるのが役目のようなものでした。
イタリアといえばその土地ごとにとても特徴的なワインができるのです。学校の近くのロンバルディアやピエモンテ地方から、トスカーナ、ローマの近くのカンパーニャ、果てはシチリアなど、ワインを求めて放浪していました。
まさに私の中の血(イタリア語でサングエ)は赤ワインではないか?と思うほど、ワインを浴びていた毎日だったのです。
そんなワイン漬けの人間が、どうしてピタッとワインをやめることができたのでしょうか?
ちなみに私の尊敬する女性管理職の方がいます。外資でバリバリ働き、酒も浴びる程飲む方です。その方に私が「酒を止めた」、と告げると、「ちっ!!つまんねぇな!!」と吐き捨てるように言われてしまいました。(笑)
私も、かつてのように、一人最低二本はワインボトルを開けるような、こころゆくまでのテイスティングをもう一度この方と楽しみたい、という気持ちはあるのですが、もう無理です。
なぜなら体がアルコールを受け付けないからです。