英語難民と英語貴族

2019.9.21

労使の本質、英語にしたらどうなる?

今日も難しいですが、この労使関係の本質、英語にしてみますか? どうしますか?

そのように、多くの会社組織は経営者と従業員という形になっていますから、そこにはいろんな対立が生まれます。経営者から見れば、協力者は得られませんがそれは当然です。なぜなら「お前は従業員だ。なるべく安い給料で働いて成果をしっかりと上げてもらうぞ」という姿勢になっているからです。Iさんは、たまたま先輩に「定時で終わるように」とアドバイスされ、これまでやってこられただけで、そこまで冷酷非情に、傲慢で強欲な気持ちで、つまりマイナスの考え方で従業員に接してこられたわけではなく、まして自分たちがよければいいと思って経営してこられたわけではないでしょう。しかし意識されていたかどうか分かりませんが、そのような(対立)構造になってしまっていたのは事実です。原始的資本主義がヨーロッパで始まり、経営者とその一族だけがオーナーで、後はみんな従業員ということで対立構造が生まれてしまった。しかしそこで私が考えたのが「全員参加の経営」です。経営者と従業員、資本家と労働者という構造ではなく、みんなが同じ場所で仲間として一緒に経営をしていこうと考えたわけです。「神輿を担ぐ」と言いますが、例えば神輿に乗る人が経営者一人で、屈強の若者を雇って担がせたとしても、お互いに強固な心のつながりはありませんから、いまひとつ盛り上がらないのです。乗っている人も雇われている人も、これでは楽しくもなく活気もないわけです。そのような状態で担いだ神輿が、観客に何の感動も与えないのは想像に難くありません。それより神輿から降りて、みんなと一緒に担ぎ、ベクトルを揃え「わっしょい、わっしょい」と練り上げる方が、もっと価値のある魅力的な集団となるでしょう。会社においては全員が経営者という形態は無いのです。ただ私は商法で決められた会社形態に全員が経営者というものがなくても、「大家族主義」なら良いのではないかと思いました。親父が頑張れば、お袋もがんばる、それを見て子供もがんばる、そしておじさんもおばさんも…その考えを私は京セラ創業時にみんなに訴えていきました。

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