2019.9.23
偉大な人間の行動の成功は、その行動の手段によるよりも、その人の心の純粋さによるとあります。そのように悟りを開いた人が書いたインドの聖典、「ヴェーダ」に、先程の文言があるわけです。サンスクリット語を日本語に訳したものですから、このような少々堅苦しい表現になっています。つまり、このような手段、このような方法をとったから成功したというのではなく、それを行おうとした人の心が純粋であったから成功したのだと、神の英知にまでたどり着いた人が今から三千年以上も前にインドの古代の聖典で述べているのです。
→ 最近の世の中の流れ、トレンドとしては哲学に注目する傾向にある、このような記事が経済誌やSNSなどでも流れているようです。そして、世界的に有名なビジネスマンの方で、哲学を学んだ著名人の方々が写真付きで出ていました。
一瞬、私はこのように思いました。「哲学者の顔ではないな。。。」目や顔の表情に優しさがなく、穏やかな印象がないのです。そしてこれは見る私の心の反映かもしれないと思いました。哲学者の顔とは、私の仕事場に貼ってあるカレンダーの中にある稲盛氏の顔で、とても穏やかなお顔をされています。敢えて言うならやはり菩薩のような顔というか、「ありがたいな」とこちらが拝みたくなるような、そんなお顔だと思います。哲学者とは生きることについて、魂を磨くことについて、いつも考え行動していかれると思いますので、歳を重ねるごとに、自然とそのようなお顔になるのではないかと思いました。
そして、フィロソフィーを実践することが、何千年の歴史がある、ヴェーダのといているところなのだと思います。人生で成功するために、心の満足、幸福を得るために人がいろいろなことをするけれども、本当の幸福はその人の一人ひとりの心の中にあり、それを探していくことが、豊かな人生を送るための秘訣である、このようなメッセージが込められているのではないでしょうか?
先日ふと考えました。主人と結婚することを決めた理由は、私の主人が「幸せのオーラに包まれた人」だったからです。今の自分が結婚を決める理由、動機について考えてみると、これはもう必要ないなと思いました。なぜならば私が、今十分に幸せだからです。幸せの源を他の人に求める必要がなくなったからです。このような考えの転換ができたことが幸せであり、とても大きな変化だと思うのです。
私の尊敬するタロット占い師の方で、守田矩子さんという方がいらっしゃいます。この方は、魂レベルでの占いをされると私は思っています。稲盛氏は経営者の中では他の方と次元が違う傑出した方だと私は思います。守田さんも占いというジャンルを超えた哲学者のように思います。
この方が独身女性からのお悩み「私は幸せな結婚ができるのでしょうか?」についてこのように答えていました。「できません、相手に幸せにしてもらうことを考えているからです。そして相手のことを自分を幸せにするのかどうかでジャッジをしているからです。自分が相手を幸せにすることができるのでしょうか、と聞かれれば、それはできますと答えます。そして、相手が幸せになることを考えて行動していれば、自分も必ず幸せになります。」
奥が深いなと思うわけです。そして私が今とても幸せに生きている理由もこれだと思います。パートナーとの関わりで、どうすればこのパートナーが幸せになるのかを考えて行動した結果、愛される自分を実感し、とても幸せに感じています。これは家族との関係でも、仕事で関わる方とのつながりでも、同じことが言えるのではないかと思っています。
どのような心を持つのか、心の純粋さ、これがとても大切だと改めて考えました。