2020.1.1
今日は京セラフィロソフィの7条を英語にしてみましょう。
内容も含めて、日本語で、どんなQAにすればわかりやすいか、考えてみてください!
―経営には岩をもうがつ強い意志が必要―
経営とは、経営者の「意志」が現れたものだと考えます。こうありたいと思ったら、何が何でも、その目標を実現しようとする、強烈な意志が必要です。
そのとき大切なことは、従業員の共感を得ることです。もともと、経営目標は経営者の意志から生まれるものですが、同時にその目標が、従業員全員が「やろう」と思うようなものにする。いわば、経営目標という経営者の意志を、全従業員の意志に変えることが必要です。
「第21回盛和塾世界大会(2013年7月18日)」要旨
とても含蓄がある表現だと思います。その時にやはり、第一条の事業の目的意義を明確にする、これが大切だと思います。自分たちの幸せのために、この目標を達成する。これが大切だと思いました。
ベンチャー事業の立ち上げなど、複数の起業家が集まってやろうとする事業は、大体うまくいかないと聞きました。それは、最終的に事業の目的意義が統一されてないからだと思います。言い出しっぺの誰かの1人の物欲を満たすためにやるのか、それとも全員が満たされるようにするのか?これが明らかになっていないから、ベンチャーがうまくいかないのだと思いました。
皆さん起業の意欲がたくさんあると思われます。人生の成功方程式(結果=能力×熱意×考え方)のいわゆる能力と熱意のところがたくさんあるのだと思います。ですから事業も立ち上げから一定の方向性が出てくるまで、一生懸命頑張って、ある程度の利益が見えてくると思います。そこで、誰のために、何のためにがんばるのか、これが1番最初に明らかになっていないと、お互い疑心暗鬼になります。そして些細なことで、やはりあなたは、世のため人のため、などとかっこいいこと言いながら、結局は自分の物欲を満たすためではないか?という意見が出てきて、仲間割れが起こります。これは1番最初に経営者の意思が、全従業員の意思になっていないからです。言い出しっぺの方の意思が、創業グループの全員に共有されていないからです。
大義名分を掲げていても、言っていることとやってることが違うと、書かれている大義名分のほうに疑問を抱かざるをえなくなります。
人間は、言っていることではなく、やっていること、行動で判断する、とある方が言っていました。
その通りだと思います。言動にその動作を起こす人の意識や気持ちが入り込みます。会社のビジネスプランや目論見書などを見ていても、大義名分と本当の目的が違うところでは、ミスマッチが起こってきます。
例えば、世のため人のために尽くす、と言いながらも、特定の団体の便益を図るものであったり、人材の配置が甘かったりすると、違和感があります。よくよく実態を見てみると、掲げた大義名分ではなくて、補助金を取るため、あるいは一部の創始者だけが利益を得るため、など別の目的が見え隠れすることがあります。
経営は、強い意志で決まる。これは本当です。けれども、その裏付けになるのは、共通の目的だと思います。共通の目的があいまいで、うやむやのまま、見せかけの大義名分だけを掲げているのでは、いつかメッキが剥がれていくと思います。