英語難民と英語貴族

2020.1.15

ヒーローVS悪人論争 あなたの意見を英語で!

西郷・大久保論争、言い換えるとヒーローVS悪人論争、あなたはどう考えますか?

それを英語にしてみませんか?

私はこのように考えます。

大切な人や物を亡くした時、言葉では表現できないような悲しみや苦しみ、喪失感、絶望感があります。その耐えられない悲しみから逃れるために、憎しみの対象を探します。

〇〇のせいだからこうなった、

すべては〇〇が悪い、

〇〇を倒す、

〇〇をこれ以上許してはいけない、

このようにして生きていくエネルギーにしようとします。

西郷隆盛は、感性や感情、そして宇宙(天) に通ずる愛を持った人物だったと思います。一方、大久保利通は、理論と分析力、洞察力に富み、行動力があった方だと思います。では愛情がなかったかというと決してそうではないと思うのです。

ある詐欺事件を分析していて気がつきました。被害者と加害者の根っこは同じだという事です。詐欺師だと人から後ろ指をさされる人は、必ずと言っていいほど、自分が被害者だと思っています。

そして正義感が強く、名誉や功名に強い関心や欲求があり、実行力がある人に無意識のうちに近づいていきます。そして自分の味方になってもらうという目的を達成します。

一方、助けた正義の味方の方は、どうかというと、いつまでたっても期待していた功名心が満たされない、あるいは弱者と思ったら弱者ではなかったと認識すると、とてつもない怒りが湧いてきます。

この善良な俺を騙しやがって、となり自分が被害者になるわけです。

そして被害者である、かわいそうな自分を実現するために、正義感が強く、自分の味方になってくれて、行動力のある方を無意識のうちに探していきます。

あいつは卑怯だ、あいつは敵だ、と指差す側と、指さされる側は、その根っこは実は一緒である。だから騙した騙されたにかかずらわっているな、事実関係をしっかり見て自分の知見(持ち合わせ)で判断しなさい。会社経営もこれと一緒、自分が低いレベルにかかずらわっていたのでは、大局観は見えてこない。経営者として苦労したのなら、そのレベルまで行ったのか?おそらく稲盛氏は、このようにおっしゃりたかったのではないかと思います。

事実をしっかり見た上で、学ぶべきところは学び、教訓として捉える事は、自分の戒めとする。そして絶えず自分の魂を磨くよう心がけなさい。

このようなことをおっしゃりたかったのではないかと思います。

こんな英語にしてみました。

Q: Did Mr. Inamori want to admonish Eichi to leave his narrow-minded approach?

A: Not only like that, I feel.

There are some lessons to be learned.

Lesson No 1: Not criticize others, as they are exactly you in a mirror. 

Looking at the human nature, people to be blamed and people who blame others are fundamentally no difference. Therefore, if you always criticize others, and intolerant to others, you would be the same type of person as you hate. Thus, you should upgrade your stage as human being.

Q: What is the lesson number 2?

A: Understand the fundamental and crucial parts of the fact. In other words, not get obsessed with superficial information. In this Saigo &Okubo conversation, analyze carefully the fact and outcomes by yourself then develop your own views. Do not simply follow the so-called common sense.

Q: What else did Mr. Inamori want to tell Eichi?

A: Consider each single topic as if you were Okubo. Criticizing is one thing and simulating his works by putting yourself in his shoes is another. This is the exercise that top managements have to do. This is the lesson number 3: Not criticize, rather, simulate and conduct. 

Q: So did Mr. Inamori demonstrated two heros as the different management models?

A: “Having dynamic views!”, this is the lesson number 4, that we can learn from this episode. During Meiji revolution, we had more or less influence by Western countries. Kagoshima politicians like Saigo and Okubo, had played very important roles in that era. From a global point of view we have to analyze them, the facts. Then we should identify what are to be maintained and what are to be left. This is the ultimate management responsibility. Now in Saiwajuku, Eichi had spent some time and Mr. Inamori expected something that Eichi had grown as a respectful leader.    

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