2014.12.7
ではこの実際の暗記内容を、スクリーンプレイなどでもでている映画で具体的にみていきましょう。
マトリックス、ピルシーン
ここは有名な映画マトリックスで主人公のネオが薬を飲まされるシーンです。
まずこの相手モルフェウスの台詞を暗記してみます。
Morpheus: This is your last chance. After this, there is no turning back. You take the blue pill – the story ends, you wake up in your bed and believe whatever you want to believe. You take the red pill – you stay in Wonderland and I show you how deep the rabbit-hole goes. “Source by http://matrix.wikia.com/wiki/Quotes_from_The_Matrix”
構文は簡単です。言葉の使い方は、believe, show などを覚えていくことでしょうか?
Believeは根拠は無いけど信じる、漠然とそうだと思うなどを言います、時として先入観や根拠の無い認識にも使います。自分がそうであると思っている、それを頼りに生きていけばいいさ、このようなニュアンスでしょう。
まずこの文章を良く読んで覚えてください。覚えるポイントは、動詞の活用形、主語に着目すること、情景をイメージしながら、実際の言葉とイメージされた情景をあわせていくことです!!
覚え方のコツ、は英語の文章に必ず見られる対比に着目して、自分の頭のなかで次のような表を作ってみることです。
Pill | Blue | Red |
What happens? | Story ends | You stay in Wonderland |
What you can do? | Wake up in your bedBelieve whatever you want to believe | I show you how deep the rabbit-hole goes |
このような表を頭に思い描き、自分がどこの部分を話しているのか、説明しているのか?これを意識しながら覚えていきます。
実際に赤のキャンディーや青のキャンディーなどを用意し、それをピル(薬)に見たてて、それを示しながら、セリフを言っていくのもいいでしょう。
可能ならば、このシーンのモルフェウスが着用しているようなスーツで、サングラスもかけてみましょう。
たかだか映画の勉強にバカバカしい、と思うかもしれませんが、実は逆なのです。
こうした小道具、衣装にこだわった方が、そのシーンが自分の記憶に定着します。言い換えるとこのシーンで自分が口にした英語が自分の記憶の中に深く刻まれていくのです。
そして実際の具体例を通じて聞いた「生きた」英語の例文が自分の記憶の中に積み上げられていくのです。
私は留学のための英語を勉強しているときも、常にこうして映画の内容を覚えていました、そして、実践ですぐに使える英語表現を文字通り、身につけていったのです。