2015.2.24
このように、この状況で、このような感情、この内容を伝えたい、そのような環境下では、その特定の状況下で使うべき、ふさわしい単語があります。もしその単語を使わないで別の単語を使うと、あなたのコミュニケーションは思う通りにいかないでしょう。あなたのコミュニケーションを完璧にするために必要な、正しい言葉選び、言葉選択を「ワードチョイス」と言います。
日本人の思い込みで、間違ったワードチョイスをする例も多々あります。チャレンジ精神、果敢にチャレンジする、などchallengeは日本では非常にポジティブなイメージで考えられています。しかし、ミーティングなどで相手がある考えを説明し、”I want to challenge your idea”とあなたが神妙な顔つきで相手に話しかけるとすると、相手は間違いなくびっくりするでしょう。なぜなら、challengeは、「相手を論破する」、「相手に一言申し上げる」、という意味を持つからです。相手の考えに賛同する場合は、シンプルに I like your ideaと言えば十分です。このワードで、自分が実行してみたい、というニュアンスはきちんと伝わるのです。
このように、ワードチョイスがきちんとしていないと、あなたの英語は全く伝わらないものになってしまいます。このワードチョイスは、本来英語の勉強過程できちんと教わるものですが、残念ながら日本人は、学校教育、受験英語でこのワードチョイスをきちんと教わりませんでした。つまり、日本人の英語がイケていない、伝わらない、最大の原因の一つにワードチョイスが間違っていることが挙げられます。